「壊すところがなくなったから本日終了!」第658回サルシカ隊がいく

投稿日: 2018年02月24日(土)09:43

写真/フォトグラファー加納

サルシカが関わる5軒目のお店、そしてベトナム料理のお店ということで名付けられた今回のプロジェクト名。
「大門V計画」。

その解体工事初日の作業は順調に進んでいた。
いや、順調すぎた。

メインのベトナムカフェとなる店舗は、壁や天井など、予定されていたところはすべて解体され、廃材は運び出されていた。
床のコンクリートも削って平坦にした。
もうこちらの店舗で残された解体作業はほとんどなかった。

すると当然、参加者のパワーは正面のフリースペースになる店舗に注ぎ込まれる。
チカラの有り余った面々は、カウンターを力づくでぶち壊す。
その時間わずか5分(笑)。

棚、テレビラック、テーブルなどをすべて取り外していく。
カンター下に積んであったレンガを削る。
あっという間に店の中はガランドウになっていく。

手が空いたものはどんどん廃材を運び出す。
瓦礫を移動させる。
掃除をする。

今回の工事の棟梁であるベターハウジングの佐野さんが2トントラックでやってくる。
ようやく廃材を放り込む場所ができる。
道端に放り出した廃材を一気にトラックに積み込む。

すべての作業が同時に、すごいスピードで進んでいく。

棟梁の佐野さんは、解体現場に入って目を剥いていた。
もうどちらの店もほとんどガランドウ。
なーんにもない。
路地をはさんで大きくぽっかりと空間が広がっている。

「冗談でしょ、これ。
まさか朝からここまで壊したんですか??」

現場にいた男たちはみな「ふふふ」と自慢げに笑う。

そして、店の運営をするモルタン川村、佐野さん、サルシカ隊長のわたくしの3人で、厨房のレイアウトの相談。
実際のスペースを確認しながら、動線を考えてレイアウトしていく。

その間、みんなは3時の休憩!

キャンプバー・ランタンのみずのっちが熱いコーヒーをみんなにふるまう。
そして差し入れのスイーツをみんなでいただく。

差し入れは、多気の大須賀さんから名物の「しそもち」を。
まるうの女将あーちゃんから津名物の「はちまん」を。

そしてモルタン川村から、高島屋の高級スイーツを。
8個しかなかったので争奪戦(笑)。

なぜ、みずのっちが高級スイーツを食べておるのか。
隊長のわたくしも食べていないのに。

さて。
休憩のあいだに、工事班長の中谷の父ちゃんと隊長のわたくしは、別の打ち合わせもしていた。

解体工事は2店舗ともほぼほぼ終わりつつあった。
フリースペース部分の巨大棚を残すぐらいだ。

本来であれば、明日の午後3時ぐらいに終了する予定であったのだが、まる1日早く終わってしまったのである。

隊長「どうしようか、これからの作業」
とうちゃん「きょうはともかく、明日やることはまったくないなあ」
隊長「せっかく集まっている人をキャンセルするのもモッタイナイし、次の作業に入ろうか」
とうちゃん「じゃ、このあと買い物に走るわ」

てなわけで、2日目は解体工事ではなく、つくる工事になった。

明日の工事の材料の買い出しは、中谷の父ちゃんと久保ちゃんが担当してくれた。
他のメンバーは、わずかに残った作業を続け、そして後片付けをはじめた。

解体した店舗、路地は徹底的に掃除をしたが、まだ埃っぽい。
夜営業をするお店もあるので、ホコリが立っては申し訳ないと、水をまいて洗浄する。

ゴシゴシたわしでこすって、ご覧の通りのピカピカ状態に!

午後4時半。
解体工事初日の工事がすべて完了〜!!!
これまで繰り返してきた工事の中で一番スムーズでスピーディーな工事であった。
過去最高だ。

そのあと・・・・
キャンプバー・ランタンの2階で「乾杯!!!」

ランタン2Fの「テントルーム」は10人で満席なのだけれど、そこに15名が入って大騒ぎ!!
串揚げまるう本店から出前をとり、ぐはははははははと乾杯の連続!!

この工事のあとの宴会が楽しくて、店づくりはやめられないのよ。
身体は疲れてるけど、もう精神状態はマックスハイテンションなのよ。
すべてが面白く、楽しく、笑えるのよ。

とはいえ明日も工事。
午後11時にはおとなしく解散。

さて、次回から2日目の工事。
いきなり店づくりがはじまるのだ!!